建て子、家を買う。~解体編~ ◆看板、出てますか?

狭小住宅

*前回のつづき
塀問題が片付き平穏を取り戻したところ。

こんにちは、建て子です。
今回は、家の解体工事の時のちょっとしたトラブル話を書こうと思います。

【解体工事の10日前】

工務店さん、解体業者さん、建て子家族で近隣住民へご挨拶。
両隣とお向かいさんは最低限ご挨拶するのが普通だが、我が家は隣の隣と両斜め向かいのお宅まで範囲を広げ、用意した手土産を持参し用意周到にご挨拶へ向かう。(家の裏は公共施設なので必要なし)

せっかくの新築。近隣トラブルになんかあいたくない!

住宅密集地だから挨拶の範囲を広げて先手を打つべし!

挨拶と手土産を持っていったら多少のことには目をつぶってもらえるよね!

そんな思いを胸に秘めながら挨拶周りをしていく。

不在の家には直接ご挨拶できるまで日を変え、時間を変え何度も足を運ぶ建て子。
まるでどこかの営業マンのよう。
努力の甲斐あって5日目にようやく挨拶回りが全て終わる。

近隣対策は万全!(^O^)/
そう思ってました。あの事に気づくまでは。。。

【解体工事1日目】

午前:業者さんに差し入れを持っていくついでに解体現場を見に行く建て子。
足場を組んできれいに養生シートをかぶせていました。
午後:家がすっぽり養生シートで囲まれ、外からは何も見えない状態になっている。

建て子:これだけ立派に養生してくれるんだもの。良い業者さんで安心だわ~

【解体工事2日目】

午前:昨日も来たので今日は業者さんに見つからないように道路の脇から見る建て子。
午後:様子が気になってまた見に行く。あるものがないのに気づき解体現場の前を通って確認する。

建て子:ない。やっぱりどこにもない。

そのあるものとは、「看板」

解体工事の看板設置は法律で義務付けられているはずなのに、ない!ない!な~い!

早速工務店に電話するも、担当者全員定休日。
事務員さんに事情を説明し、なぜ看板が設置されてないのか、大事な事なので今日中に確認して欲しいとお願いした建て子。

完璧に近隣対策してたのにどうして?なぜなの?なぜ看板がないの?私たちいつか誰かに役所に通報されてしまうの?

そんな思いが頭をよぎり心配になる。
工務店さんからの連絡を待っている間、解体会社に勤めている知人に連絡を取る。
状況を説明すると新たな情報が判明。

80㎡以下の建物だと届け出せず設置もしないこともあるそう。
ただ、知人の会社では何かあった時の為に必ず社名や連絡先の入った看板を設置するらしい。

建て子:なるほど、我が家は80㎡以下の建物だったから看板がなかったのか。
・・・いやいや、ちゃんとした会社だったら普通看板設置するでしょ!

またまた家の様子が気になり現場へ。子どもの習い事の送迎ついでに寄ってみる。

すると、家の前に見慣れない車が1台止まっていて、なにやら業者さんと話し込んでる人がいる。
とっさに道路脇に隠れて様子をみる建て子。

建て子:もしかして、さっき連絡したから解体業者の営業さんか工務店さんの人が来たのかな?

もっと見ていたかったけど、習い事に遅れそうなのでその場を後にする。

・・・・・・

・・・・・・

しばらくしてお休み中の担当者(以下Aさん)から電話がくる。

Aさん:「業者さんが看板の設置を忘れてしまってたようです。」

建て子:「そうなんですか・・・ご近所トラブルになりたくないので今後気をつけてください。」

急いでいたのでその時はこれで一旦電話を終えました。

だけど電話を切ってもなぜだかモヤモヤが晴れない(=_=)

あんなにご近所対策色々やったのに。
工務店さんの提携している業者さんだからきちんとやると思ってたのに。
よい業者さんだと思って安心してたのに。
信頼してたから相見積もりも取らずに工務店の言い値で工事費OK出したのに。

しょっぱなから出鼻をくじかれた思いになる建て子。
その思いはいつしか怒りに変わり再度Aさんに電話する建て子。

建て子:「看板を設置するの忘れてたってことなんですけど、工事に取り掛かる前にやる一番基本的なことですよね?忘れるってあります?2日も。
本当は設置するつもりなくて、言わなければそのままにするつもりだったんじゃないですか?
家が近いから私がたまたま気づいたけど、施主にこんなこと指摘されるって普通あります?
本来であれば提携してるんだから、工務店さんもきちんと業者さんがやってるかどうか一度くらいは現場に来て確認するべきなんじゃないですか?
前から言ってるように、ご近所トラブルだけは極力避けたいんです!
うちの前の道路は人通りも多くて色んな人が通るし、ご近所さんもよく周りの家のこと見てるから、何かあったら嫌なんです!
先ほどの説明では腑に落ちないので、どういう経緯でそうなったのか説明してください。」

話をしてるうちに興奮し、まくしたてるようにAさんに言ってしまった建て子。(反省・・・(´Д`))
そして連絡を待つこと数分後。

Aさん:「業者さんに確認しました。申し訳なさすぎて言いにくいんですけど・・・経緯としては、看板は作ってたけど車のダッシュボードに入れたままにしていて設置を忘れたそうです。」

建て子:「そうですか、作ってたんですね。車の中って言ってますけど、さっき私こどもの習い事の前に家を通ったら、業者さん誰かと話しこんでましたよ。その人が業者の営業さんか工務店さんかは分かりませんけど。車の中にあるんだったら連絡があった時点ですぐに出して看板設置できますよね?業者さん帰った後も現場に行ったら看板ありませんでした。嘘つかなくったっていいんですよ!!」

またまた興奮し、まくしたてるように言ってしまった建て子。(反省・・・(´Д`))

A「いえいえ、嘘ではないんです。私が業者さんと確認とれたのはついさっきなので・・・。
申し訳ありません。今すぐ看板設置するように連絡します。」

建て子:「もう帰ってるので今日はいいです。明日の朝イチで設置してください。
あと、さっきは強い言い方してしまってすみません。」

これから家づくりを一緒にしようという工務店さんに怒りの感情をぶつけてしまった建て子。
工務店さんが悪いわけではない、それは分かっている。

今度Aさん会ったら、にこやかに出迎えようと思った建て子でした。

つづく

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